こんにちは!
院長の富澤です。

先日に連休を頂いて、鳥取県にある百名山の伯耆大山(ほうきだいせん)へ登ってきました

ここは9年前の同じ時期に登って、一緒に行ったメンバーが途中でリタイアして泣く泣く一緒に下山したので、今回はそのリベンジ登山でもあります。

その行く手を阻むかのように、登山前日に日本海側に大雪が降り、米子市に到着した時点でかなりの降雪と積雪がありました。

一応登山当日は曇り空で午後から晴れる予報やったので、それに期待して来たのですが。。

この時点でラッセル地獄は覚悟の上かなあと腹をくくりました(笑)


大山町の旅館に到着し、旅館の人に聞くと「今シーズン最高の降雪かなあ」と言われ、内心穏やかではなかったです(;'∀')


翌朝、雪は止んで曇り空。
午後からの晴れを期待してスタートです。

8時15分に夏山登山口から登り始めます。
と、いきなり膝辺りまで足が沈む現実。。

これでは頂上まで無理と思いましたが、しばらく進むとバックカントリースキーの人と出会い、スキー板で先頭を行ってくれるとのこと。

踏み固めてもらえるなんてラッキー!!!
スキー板は沈まないので、彼らはスイスイ進んでいきます。

とは言え、前日の降雪量は半端なく、わかんでもズボズボと沈んでいきます。

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途中から松江より来られた男性も加わりラッセルを続けていきます。

ただ、先頭のスキーヤーの後は、私とバックカントリースキーで板ではなくブーツの人、松江の人はアイゼンやったので、必然的にわかんの私が先頭になることが殆どでした(笑)

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途中で一回だけ後方に回った時に撮った写真がこれです↓↓↓

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膝ぐらいまで沈んでいるでしょ(^-^;

一歩一歩脚が雪に沈むと、パワーと持久力が必要となり、体力はドンドン消耗していきます。

なので汗だくです(笑)


そんな中、雲の切れ間から太陽が顔を出してくれました

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疲れも飛ぶ美しさです。

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この時点で出発から90分経ってましたが、本来ならもう6合目まで行っている時刻です。

帰りのバスの時間もあるので、頂上に行けるかどうかという微妙なラインになってきました。

気持ちは焦るし体力は消耗するしで、心が折れそうになりかけましたが、それでは大阪からわざわざ来た甲斐がありません。

気合と根性と知力で登っていきます。

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すると美しい景色がご褒美をくれました。

頂上で絶景が拝める期待が膨らんで、疲れもありましたが黙々と進んでいきます。

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そしてようやく10時45分に6合目の避難小屋に到着です。

登山口から2時間半も掛かるという大誤算。。

帰りのバスの時間があるので、13時までに頂上に行けない場合は引き返すと決めてアタック開始です。

6合目からはストックからピッケルに替えて登っていきます。

休憩とラッセル訓練をしたので、登り再開は11時15分頃からです。

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ここからは先頭のスキーヤーがいないので自分たちで登っていきますが、6合目まで来ると雪が締まっているので足が沈むこともなく歩けます。

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松江から来られた人は、稜線の途中で私がわかんからアイゼンを装着している間に先へ行かれました。

避難小屋で替えておけばよかったと後悔(-_-;)

でも、ようやくアイゼンと雪が嚙む音が聞けて気持ちも嬉しくなります

風も穏やかで条件は良かったですが、雲が居座り続けて太陽が出てこれない感じでしたので、それはやっぱり残念でしたね。

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稜線が見えてきました。

ここまで来ると、あともう少し!!!


そして、頂上の避難小屋が見えてきました。

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やっぱりガスってる。。

そこから少しで、、

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12時40分、伯耆大山の弥山(1709M)に到着です!

ほぼ無風でビックリしましたが、最高にいい気分になれましたよ
9年前のリベンジにも成功です!

そして、最高峰の剣ヶ峰(1729M)も見られました
※剣ヶ峰までは危険なので縦走禁止になっています。

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曇り空の中でも美しい稜線です。
ラッセルを頑張った甲斐がありました!
来て良かったです。

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思い残すことなく堪能できたので下山します。

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さようなら、伯耆大山。
また来たいな。

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この急斜面を下ろうとするスキーヤーに遭遇。
彼は成功したのであろうか。

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余談ですが、下山をしてたら私達が作ったトレースで楽々と登ってきた人が続々とやってたきました。

それは全然いいんですが、その内の2人から「登る人がおるから足跡を崩さないで降りてよ」って言われ、久々に登山でカチンときました(笑)

人の作ったトレースで登ってきて何を言うてんねん!と心の中で呟くのでした。

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下山中も絶景に出会えます。

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下りはス~イスイ

そしてナント!
登りは4時間近く掛ったのに、下山は60分(途中ランチタイムあり)で登山口に到着(笑)

バスの時間はヤバいかなと思ってましたが、余裕で間に合いました。

さすがに温泉に入る時間はなかったので、それだけが心残りです


条件がよかったら短時間で最高の景色を拝める山なので、久しぶりに「また登りたいな」と思わせる素晴らしき伯耆大山でした。

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※ルート記録は宿泊した旅館出発から、その旅館到着までの時間です。
※下山後、登山口の駐車場でアイゼンやストックを片付けた時間も含みます。
※宿泊先は「川床屋」さん。スキーヤーやボーダー、登山者向けのアットホームな旅館です。


本日も最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。





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